Activities and Archives

For The Future

日本ペアレント・トレーニング研究会の目的

医療や相談などの臨床現場では2000年頃から知的障害のない発達障害の子どもの受診や来談が急増してきました。
福祉や教育の領域でも、また、2005年に発達障害者支援法、2007年に特別支援教育がスタートしました。
このように発達障害の理解と支援のニーズが高まる中で、私たち研究会の創設メンバーはADHDや自閉スペクトラム症の子どもを持つ保護者に対するペアレント・トレーニングプログラムを開発し、各地で実践し、発展に努力してきました。
子どもたちは、「発達障害」という共通した生物学的特性と一人ひとりの個別性をもっていいます。
ペアレント・トレーニングは、障害という特性とそれぞれの子どもの個別性から生まれる行動の問題を整理し、保護者や養育に関わる人々が適切な子育ての技術を獲得することに役立ちます。
子どもたちとその保護者や家族を支援するために、ペアレント・トレーニングのさらなる普及が強く望まれます。

本会は、日本各地でのペアレント・トレーニングの普及により、発達障害およびその傾向のある子どもの行動問題の改善やその保護者の生活の質の向上に貢献し、また発達障害の支援に携わる専門家がペアレント・トレーニングの技能の習得とその向上に資することを目的としています。

日本ペアレント・トレーニング研究会の事業

本会は、以下のような事業を行います。

  1. ペアレント・トレーニングに関する研修会、研究会等の開催
  2. ペアレント・トレーニングの指導者の育成
  3. ペアレント・トレーニングの実施施設・機関等の研修会の支援
  4. ペアレント・トレーニングに関する研究及び資料収集
  5. 会員及び関連諸団体の活動に関する情報交換、助言及び協力
  6. 前各号に附帯する事業

「ペアレント・トレーニング実践ガイドブック」が完成しました

2019年度障害者総合福祉推進事業(JDDnet事業委員会)にて、
「ペアレント・トレーニング実践ガイドブック」が完成しました。
これからペアトレを実践したいという支援者向けのガイドブックです。ぜひご覧ください。
(なお、転載または引用の場合は必ず出典を明記ください。)

「ペアレント・トレーニング実践ガイドブック」のダウンロードはこちらから